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七夕万葉歌~こがんひがんのけつえんのへそのお  ろうとのらせんのきおく  まゆだまひとつ うまれかわりのふゆごもり

ゼンマイじかけのザクロのみはじけて こがんのちかじつのたねひとつひがんにたねまくひとことのはをたくすこがんひがんのけつえんのへそのおろうとのらせんのきおくまゆだまひとつ うまれかわりのふゆごもりおびれにてりかえす さざなみおどるぎんりん は...
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逢わせ鏡~てんつくてんてん てんつくてん  みなもに映る さかだち にゅうどうぐも  とうりつぜんてん 繰り返す くもだるま 

みなもにうつる空の雲みなもにうつす おもかげはみなもにうつるひかりの君てんつくてんてん てんつくてんみなもに映る さかだち にゅうどうぐもとうりつぜんてん 繰り返す くもだるまらんはんしゃが 光を急がせているわからなくても 知らなくても生き...
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死者誕生からの復活~往生者の娑婆の別れ念仏行者の臨終 虚空に宝楼閣が出現し鐘が鳴る

往生者の娑婆の別れ念仏行者の臨終虚空に宝楼閣が出現し鐘が鳴る目前の急峻な山頂越しに極楽浄土の観音菩薩と勢至菩薩と地蔵菩薩が黄金の輝きの色彩絵巻往生者が経巻を前に端然と座すところ二十五菩薩を従えて下っては飛雲に乗り降下する往生最上位の上品上生...
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姿なき円なる道~眠る前に垣間見た  花橘のからむ 垣根越しの路地の庵

よごと 眠られぬもの安眠し 亭主より眠れる庭の 佳人の薬草の処方をうけとけるように深い眠りに はいった知っている時は流れない止まったままの無限めざめの 明鏡止水眠る前に垣間見た花橘のからむ垣根越しの路地の庵近づこうとすると 遠ざかるまを求め...
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骨~中原中也

作詞 中原中也作曲 吉井孝之歌  吉井孝之ホラホラ、これが僕の骨だ、生きていた時の苦労にみちたあのけがらわしい肉を破って、しらじらと雨に洗われ、ヌックと出た、骨の尖(さき)。それは光沢もない、ただいたずらにしらじらと、雨を吸収する、風に吹か...
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サーカス~中原中也

作詞 中原中也作曲 吉井孝之歌  吉井孝之幾時代かがありまして茶色い戦争ありました幾時代かがありまして冬は疾風吹きました幾時代かがありまして今夜此処での一と殷盛り今夜此処での一と殷盛りサーカス小屋は高い梁そこに一つのブランコだ見えるともない...