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【忘却曲線】ver2屈折した にびいろの光線を 跳ね返す 拍子木を打ち鳴らす 紙芝居やの親父の姿

針金では束した薪の束 オートさんりんの荷台に積み込んだうしろすがた ちどり足さながら走った 車のタイヤあと 凍った雪解けの氷が放射状にひび割れ 屈折した にびいろの光線を 跳ね返す 拍子木を打ち鳴らす 紙芝居やの親父の姿 ゼブラ模様のパズル...
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【正信念仏偈】~親鸞聖人教行信証所収~混声合唱~はるかすぎされし ときより わたくしをつつんでくれるいのち

はるかすぎされし ときよりわたくしをつつんでくれるいのちはてのない みらいえいごうまでわたしをてらしてくれる ひかりのきみとおいむかし さとりのせかいにみほとけのおしえを ふかくよろこびみほとけのねがいで つくられたかがやいているせかいがこ...
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【雪舟 幻の春夏秋冬山水図】~南宋の山水画に習い 画仙の左隅に大地を配し

南宋の山水画に習い画仙の左隅に大地を配し余白ありては無限観あり四季の巡りの分水嶺季節の余情を開く自然冬至をいまだ冬に至らん秋の夕暮れもの思うことものおもい月日の立つ瀬は早く過行くものあれども旧日の面影が浮かびし心残りの忘れ形見忘れ形見の貝合...
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【如拙~瓢鮎図】遠く山河を望み 近く水辺の沼地を配した山水に ヒョウタンを持った男とナマズ

遠く山河を望み近く水辺の沼地を配した山水にヒョウタンを持った男とナマズの取り込むか取り込まれるかのせめぎ合う姿の戯画ひょうたんにまねき入れたる矛盾は解決することの無意味とあきらめることのいさぎよさねんにはねんがいってこの時代ねんは鮎で鯰にい...
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【賛美歌~いまは恵みの時】ver1いま御霊により足を洗い  心静かに待っ洗足式  命御霊の洗濯を

いま御霊により足を洗い 心静かに待っ洗足式 命御霊の洗濯を    御霊より伝えられし事あり  人の心の間に扉があり  扉の向こうに長い道が続き  近くの扉さえも  中までは見えないが  夕べ雲焼く空を見れば  月の忍ばるる  明かりが心を照...
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【浮かれるものありては釣られるものありし狂言師】~浮雲の果てなき空を ゆきゆきて姿を変える 戻らぬ定め

浮雲の果てなき空をゆきゆきて姿を変える戻らぬ定め浮き草の根無し草の身竿を指す浮世のしがらみ流れし者よ浮船を浮かべし水辺に影さえ落として浮かばれぬ影法師釣る者ありては釣り竿に浮きをつけては目印と水に浮かべて浮力を与えかかった獲物を知ることとす...
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【竹林120年の隠者】~それまでの喧噪が嘘のように ひとたび竹林に入るや 先ほどの横丁界隈雑踏の息ずきも 一切黙し、音さえ消えていた

それまでの喧噪が嘘のようにひとたび竹林に入るや先ほどの横丁界隈雑踏の息ずきも一切黙し、音さえ消えていた竹は円筒の空洞空気が閉じ込められて振動し節々が空気の振動を反響させ消し去る現象が竹藪で起こるマダケは120年に一度花を咲かせては白骨のよう...
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【スーラ複眼の左目に映るアニエールの水浴光景と情景】~なにもきかざることもな ほのほの白く明るい光を浴びた 上半身裸の若者たち のんびりと穏やかな休日を 過ごしている

やれやれ どうだい 向島の連中は優雅なもんだぜ いったいおれたちと何が違うんだなにもきかざることもなほのほの白く明るい光を浴びた上半身裸の若者たちのんびりと穏やかな休日を過ごしている折しも舟に乗り合わせ呉越同舟向島に出向く人々日向の岸に帽子...
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【姿なき円なる道】~よごと 眠られぬもの 安眠し 亭主より 眠れる庭の 佳人の薬草の 処方をうけ とけるように深い眠りに はいった

よごと 眠られぬもの安眠し 亭主より眠れる庭の 佳人の薬草の処方をうけとけるように深い眠りに はいった知っている時は流れない止まったままの無限めざめの 明鏡止水眠る前に垣間見た花橘のからむ垣根越しの路地の庵近づこうとすると 遠ざかるまを求め...
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【スーラ複眼の左目に映るアニエールの_水浴光景と情景】~やれやれ どうだい 向島の連中は 優雅なもんだぜ 

スーラ複眼の左目に映るアニエールの水浴光景と情景やれやれ どうだい 向島の連中は優雅なもんだぜ いったいおれたちと何が違うんだなにもきかざることもなくほのほの白く明るい光を浴びた上半身裸の若者たちのんびりと穏やかな休日を過ごしている折しも舟...
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【ゴッホの耳とリボルバー】両翼をいだく 両性具有のかたわれは 欠損をして 帳尻をあわす 運もてぬ 片翼のみの ぶれる 軸をまわし 罪に罰の割り振りの 合理を科す

両翼をいだく 両性具有のかたわれは欠損をして 帳尻をあわす運もてぬ 片翼のみのぶれる 軸をまわし罪に罰の割り振りの 合理を科す等価交換の原理原則法のおきてと 変容す星月夜まさか そなたが心変わりをなさるとは 知らなかった糸杉に 誘われて戻ら...
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【おもいだせないひはないことにひとしい】 思い出せないひびはなかったことに等しい

おもいだせないひはないことにひとしい思い出せないひびはなかったことに等しいひのさすほうを向くひまわりのように日のひかりがほうしゃしはるかかなたのちへいのおおぞらのスクリーンさいかいはきっとあると再び巡りあえる時を待っているわけなどないが思い...
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【瓢ねん図】~ヒョウタンを持った男とナマズの 取り込むか取り込まれるかの せめぎ合う姿の戯画 ひょうたんにまねき入れたる矛盾

遠く山河を望み近く水辺の沼地を配した山水にヒョウタンを持った男とナマズの取り込むか取り込まれるかのせめぎ合う姿の戯画ひょうたんにまねき入れたる矛盾は解決することの無意味とあきらめることのいさぎよさねんにはねんがいってこの時代ねんは鮎で鯰にい...
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【雪舟 幻の春夏秋冬山水図】~四季の巡りの分水嶺 季節の余情を開く自然 冬至をいまだ冬に至らん 秋の夕暮れ もの思うこと ものおもい

南宋の山水画に習い画仙の左隅に地を配し余白ありては無限観あり四季の巡りの分水嶺季節の余情を開く自然冬至をいまだ冬に至らん秋の夕暮れもの思うことものおもい月日の立つ瀬は早く過行くものあれども休日の面影が浮かびし心残りの忘れ形見忘れ形見の貝合わ...
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【重ね色目~スーラの「ポーズする女たち」】いろごのみはこうしょくの いろめをみきわめる はいさいび

いろごのみはこうしょくのいろめをみきわめる「かさねいろめ」あるがままの姿を見せているようで実はあるようで ないことないようで あることむさくいのさくいスーラの「ポーズする女たち」「グランドジャット島の休日の午後」の絵がアトリエの部屋の壁面に飾られ「ポーズする女たちが描かれた絵の画面の左側を占めている女たちはグランドジャット島の絵の中の公園から今アトリエ部屋に抜け出してきた人物のよう横顔を見せて足を組む女正面を見すえて 手を組むしぐさの女後ろ姿を見せて背中が語る女三人の女がかくしもっているこころは「誘惑」ポーズする「ひとり」の姿からさみしい さびしい わびしい気持ちの揺らぎのこころがときめきにさそうこころのなぐさめを求める 心細い心が みたされずものさびしい こころがひっそりとして ものさびしいこころがひっそりとして ものがなしいこころがみちたりないひとりぼっち ぼっち ぼっちふたりぼっち ぼっち ぼっちみんなぼっち ぼっち ぼっちいないいない ぼっち ぼっちこえいしょうぜんサムシング サムワン サムウエアスタンドアロン