AI音楽ファン

南宋の山水画に習い画仙の左隅に大地を配し余白ありては無限観あり四季の巡りの分水嶺季節の余情を開く自然冬至をいまだ冬に至らん秋の夕暮れもの思うことものおもい月日の立つ瀬は早く過行くものあれども旧日の面影が浮かびし心残りの忘れ形見忘れ形見の貝合...

スーラの左目に映る世界やれやれどうだいむこうじまの連中は優雅なもんだぜ見ておれたちと違うんだなにもきかざることもなくほのほの明るく明るい見えたじょうはんしん裸の若者たちのんびりと穏やかな休日を過ごしている折しも舟に乗り合わせ呉越同舟むこうじ...

命は全てを知っているこの両の手に持って生まれた左手の運が持たれて育った右の手に合った掌の手を合わせる命のお結びうつ伏せ空蝉の遠く羽根の流行る羽音を空耳が空芯の空心に聞き耳を立てさせる北海北回りの地球岬の沖合にトドの出現が起きる三角波がうまれ...

湖の内湖の沼に咲く蓮の花の葉の上にひとしずくの雨が珠となっては蓮の葉の上を滑って転がって転がりながらも珠の面に認められた世界確認奥に白くされた世界の中に沼が見える沼には蓮の花が咲いているさらに葉の上をころがり続け空から降り続ける雨しずくが踊...

いま御霊により足を洗い　　心静かに待っ洗足式　　命御霊の洗濯を　　 　御霊より伝えられし事あり　　人の心の間に扉があり　　扉の向こうに長い道が続き　　近くの扉さえも　　中までは見えないが　　夕べ雲焼く空を見れば　　月の忍ばるる　　明かりが心...

えどちゅうきのでんきしゅうきんせいきじんでんによるとたちぎにほとけをほってからだをななめにむけあるくしせいのぜんざいどうじにみまごうえんくうのすがたをつたえかげんのにゅうほうかいひんにほっしんしぜんざいどうじとどうぎょう にんいのりのあんぎ...

近世きじん伝によると立ち木に仏を彫っている姿が体を斜めにむけ歩もうとする姿勢のぜんざいどうじにみまごうえんくうのすがたをつたえているかげんきょうの　にゅうほうかいひんにほっしんしぜんざいどうじにならいどうぎょうににん　いのりのあんぎゃしゅげ...

どこかであったようなどこかでみたようなどこかしっているような　いつかあしをのばした　そうあのはじめてみたたこくあるじのおもどこでしったかはじめてみせたしらないわたしのかおひとりとして　にているようでにてないわたしいがいのかおたにんのそらに知...

巡りきし歳月　年のはじめのこよみ改暦ためしとて歳時記を納めるむつき　きさらぎやよい　うづきさつき　みなづきふみづき　はづきながつき　かんなづきしもづき　しわすおさめのすいてんぐうことおさめ　はりくようおさめの　かんのんおさめの　たいしおさめ...

時に姿を変える形を変えるけいたいのへんぼうななへんげひゃっきやこうえたいのしれないおもづらのしゅうだんえまきゆきかうひゃくねんのねんげつをへだてふるもの　ばけてせいれいをえて人の心たぶらかすつくもがみいつのよも　ときとばしょを えらばぬ妖怪...

時に姿を変える形を変えるけいたいのへんぼうななへんげひゃっきやこうえたいのしれないおもづらのしゅうだんえまきゆきかうひゃくねんのねんげつをへだてふるもの　ばけてせいれいをえて人の心たぶらかすつくもがみいつのよも　ときとばしょを えらばぬ妖怪...

誰か知りませんか知らないあなたに尋ねてみる誰かがきっとしっている誰かがきっとまっている誰かが　そうあなたのゆう　その誰かが告知します今日からむこう一年間この馬車道の停車場で音信不通の尋ね人　伝言板いづれこのかたあのよのかたこの世に残しは形見...

うつろう季節のはんせんに乗り　とうほくの空からはるいちばんのあらしが吹き春のみなとに　ともずなをひき春をつげし　てんしがわたりどりオオルリにすがたをかえるいつもどうして　　　　　　　　　　　どのような　ささいもわけなく　こともないようこころ...