逢わせ鏡
みなもにうつる空の雲
みなもにうつす おもかげは
みなもにうつるひかりの君
てんつくてんてん てんつくてん
みなもに映る さかだち にゅうどうぐも
とうりつぜんてん 繰り返す くもだるま
らんはんしゃが 光を急がせている
わからなくても 知らなくても
生きている そんなのありって
ゆうぐれ たそがれ あこがれて
ひがんによこたわる大河に 浮かぶ わたしぶね
とおく こだまする らいうんのじん
ひがんの ふねに ほをあげて
ふうじんの かぜを受け
こがんひがんの おうせを繰り返す
行きつ もどりつ もどりついきつ
ぼうれいたちの すみかのありか
ことばがき なげきの壁
せいべつへだてし きょもうふんべつ まよいみち
立ち止まっては かがみの前
われの外にあるかみと
われのうちにあるかみが
あわせ鏡のまんげきょう
しんにょ いちにょの むふんべっち
であうはしべつのはじめとは
さいかいのえんにめぐまれ
ふたたびめぐりあえる ぼひめいに
逢わせ鏡のあいことば 「倶会一処(くえいっしょ)」
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