七夕万葉歌

suno ai

ゼンマイじかけのザクロのみ 
はじけて こがんのち
かじつのたねひとつ 
ひがんにたねまくひとことのはをたくす

こがんひがんのけつえんのへそのお 
ろうとのらせんのきおく 
まゆだまひとつ うまれかわりのふゆごもり

おびれにてりかえす さざなみ 
おどるぎんりん はんしゃして
ぎょがんにうつるしまかげ 
うすぐもはく ひときれのそら 
はくめいのひとみまばゆくかけるくも  
きせつのみをひく こころのあやとり 

おりひめの おりなす こころのあやは
ふうりんの すずのねふるえる ときめきに
ゆらりゆれる てんくうの なないろたんざく虹のはし

みかずき かけ橋 ねがう祈りの がんかけは
けんぎゅうのかぜのたよりを おとで聞く
かざばな あだばな かざぐるま
かぜの知らせは かざみどり
こち なんぷう せいふう ほっぷう ふうらいぼう
すいしゃの みをひく きせつのあやとり

しりとり ひとり
きっと そうでありますよう
しりとり ひとり
あやとり ふたり
おりがみ たんざく 
つづり つづられ ねがいうた

かない かなう かなわない
かなったこと かなわぬことの さだめとて
あうんのさだめ かなえたまえ
こころのいろ なおふかく
あやしきものは こころなり

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