Oculusの創業者、パルマー・ラッキーが立ち上げたスタートアップ企業「Anduril Industries」が、戦場の兵士を支援する軍事用AR/VRソフトの開発に取り組んでいるようです。
パルマー・ラッキーは2017年に自身が立ち上げたOculusを退職後、Anduril Industriesを設立。最新技術を使った防衛システムを開発するスタートアップとして、現在は評価額10億ドル以上の“ユニコーン企業”に成長しています。
戦場の兵士が装備するヘッドセット向けソフトウェアか
米メディアBusiness Insiderの取材に対し、同社の共同創業者兼CEOであるBrian Schimpf氏は「我が社のソフトウェアはAR/VRヘッドセットを通じて、戦場の兵士が状況を判断したり、危険を回避するための警告や情報を提供します」と語りました。
ただし同社は今のところ、ヘッドセットを製造するビジネスにまでは着手していません。現時点では、戦場の兵士が的確な判断を下せるよう、必要な情報を収集・提示するための方法を模索しているようです。
またBrian Schimpf氏は「計画はまだ遠い将来の話」と語る一方、同社がVRに関する何らかのアイデアを持っていることもほのめかしています。
Anduril Industriesは「Lattice」と命名された防衛システムを開発・提供しており、同システムとAR/VRヘッドセットの組み合わせにより、戦場の兵士に情報を提供するようになるものと推測されます。
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(参考)Road to VR
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