MRデバイス「Magic Leap One」を手がけるMagic Leapは、新たな開発ツール「Magicverse SDK 1.0」を発表しました。これはサウジアラビアのリヤドで開催された「Future Investment Initiative 2019」にて明らかにされたもので、2020年第一四半期のリリースを予定しているとのことです。
「Magicverse」とは
「Magicverse(マジックバース)」とは、Magic LeapのRony Abovitzが提唱する、現実世界と仮想世界が多層的に重なる概念であり空間のこと。今回の発表スライドによると、同開発ツールはMagic Leap One用OS「Lumin OS」だけでなく、Unity、Unreal Engine 4、iOS、Android上でも利用できるようです。これにより、開発者はMagic Leap Oneとモバイルデバイス間で動作するアプリを制作できるようになります。
Unity用開発ツールもリリース
また、同発表前日の10月30日には、Unity用のMagic leap開発ツールもリリースされました。こちらはGithubからダウンロードできます。
同開発ツールには9つの機能があり、アプリ機能開発・ネットワーク接続テスト・データ分析などができます。
ツール機能のひとつ「Surface Details」では、コントローラーで指した場所が床なのか、テーブルの上なのか、などといった空間位置情報を把握できます。
他にも、仮想空間内にあるオブジェクトをつかんだり動かしたりする「Control Pointer」、仮想オブジェクトを常に視界にとどめておく「Keep In Front」などの機能が利用できます。
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(参考)Next Reality