W杯 日本VSドイツ戦で注目された「半自動オフサイドテクノロジー」とは?

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11月23日(水)に開催された「FIFAワールドカップ・カタール大会」の日本VSドイツ戦にて、ドイツ2点目のゴールがオフサイド判定となったのを目撃した方は多いはず。その際「VAR判定」という言葉を耳にして、「はて?」と思った方もいるかもしれません。

「VAR」とは「Video Assistant Referee(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」の略称です。映像をもとに「得点は有効か?」「PKにすべきか?」といった判定を行い、フィールド上の審判員をサポートする審判員を指します。

そして、FIFAは今回のカタール大会にて、VAR判定をサポートする技術として「半自動オフサイドテクノロジー」が導入されました。日本VSドイツ戦で、解説席の本田圭佑さんが、オフサイドではないかと疑わしい場面で、「テクノロジー発動でしょ!」とコメントしたことなどから、この技術への注目が集まっています。

「半自動オフサイドテクノロジー」とは?

この「半自動オフサイドテクノロジー」は、その名の通り「半自動」でオフサイドの有無を判別して、審判に知らせる技術です。

スタジアムの屋根の下に12台の専用トラッキングカメラを設置し、ボールと選手で最大29のデータポイントを、1秒間に50回追跡。オフサイド判定に必要な情報として取得しています。

さらに、試合に使われているボールの内部には、慣性計測装置(IMU)センサーを搭載。モーショントラッキングシステムにも採用されるこのセンサーで、1秒間に500回ものボールデータを取得し、キックポイントを正確に検出します。

これらのトラッキングデータを組み合わせた上で、さらにAIを活用することで、味方のボールがプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいたアタッカーがボールを受けると、ビデオ・オペレーションルーム内の審判員へ自動的にオフサイド警告が表示されます。そこからオフサイドラインを手動で確認し、オフサイド判定を数秒以内に検証できるフローが構築されているとのことです。

さらに、判定に使用された位置データは、ボールがプレーされた瞬間の選手の映像と重ね合わされ、スタジアムのスクリーンに映像として表示できます。FIFAの放送パートナーにも提供され、観客にもオフサイド判定がわかりやすい形で情報提供される仕組みが用意されています。

カタール大会にて導入された半自動オフサイドテクノロジーは、今後もさらにテストを重ねていき、世界標準規格を制定する予定とのこと。技術関連情報も、今回の大会出場チームに発表されており、今後一般に向けて公開される予定とのことです。

FIFAワールドカップ・カタール大会はまだ始まったばかり。日本がドイツに勝利したほか、サウジアラビアがアルゼンチンを下すなど、序盤から大きく注目を集める試合が続いています。そうした試合の裏で動く、サッカーの最新テクノロジーにも注目するとおもしろいかもしれません。

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(参考)FIFA+JFA公式サイト VAR解説ページ

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