障害のあるスタッフの職域拡大に「HoloLens 2」活用、バンダイナムコウィル

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2021年9月7日、日本マイクロソフト株式会社は、株式会社バンダイナムコウィルのMR(Mixed Reality)技術の活用事例を公開しました。障害のあるスタッフが、MRデバイス「HoloLens 2」などを活用し、3Dプリンター出力などの新しい業務に取り組んでいます。

バンダイナムコウィルで使用されているMRの作業支援コンテンツは、南国アールスタジオ株式会社が制作。HoloLens 2 と Microsoft Dynamics 365 Guidesを活用しています。バンダイナムコウィルは「未経験のスタッフが一度で複雑な作業を行えるようになるなど、大きな効果があることを実証した」とコメントしています。

障害のあるスタッフの職域拡大にMR技術を活用

バンダイナムコウィルは、障害者の雇用促進を目的としたバンダイナムコグループの特例子会社です。同社はグループ各社の玩具などの開発や制作のサポート、メールルームやオフィスクリーニングなどの幅広い仕事を受託しています。

バンダイナムコウィルによれば、「障害のあるスタッフの業務領域の拡大に注力してきたが、機械操作のような複雑な作業が伴う場合、その利用マニュアルを理解すること自体がハードルになることもあり、機械操作を行えるのが一部のスタッフだけに限られてしまうという課題があった」とのこと。障害の度合いによって作業ができるスタッフとできないスタッフに分けるのではなく、「全員がチームとして作業を行うことで、自信とやりがいを感じてほしい」という同社と、HoloLensを障害者支援に活用したいと考えていた一般社団法人 日本支援技術協会の提案が結びついた、としています。

未経験スタッフでも、一度の利用で作業可能に

バンダイナムコウィルは、2021年5月よりMRガイダンスコンテンツを3Dプリンターの材料交換作業で使用し始めたとのこと。同社は「スタッフがHoloLens 2を装着すると、デジタル化された作業マニュアルが空間上に表示され、作業手順を確認できるほか、3Dプリンター本体に材料が入った容器やスイッチの場所が矢印で表示されたり、次の動作を案内する作業ガイドが表示されたりすることで、安全で円滑な作業を支援できた。作業するスタッフが楽しそうにHoloLens 2を使いこなしていることも、大きなメリットだ」とコメント

今後バンダイナムコウィルは、他の業務にも本システムの活用を広げていくことで、人材不足や指導負担の軽減を図る見通しです。

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(参考)日本マイクロソフト プレスリリース

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