VRハードウェアやVRコンテンツ制作を手掛ける、ドイツのスタートアップHologate社は、ナチス・ドイツの潜水艦Uボートを指揮できる体験型の新VRコンテンツ「Das Boot – VR Escape」を発表しました。
第二次世界大戦が舞台
Hologate社は2017年に創業された企業。ドイツのミュンヘンを拠点に活動しています。同社が開発したマルチプレイ対応のVRシステム「Hologate」は、世界各国の施設に導入されています。
「Das Boot – VR Escape」はドイツの戦争映画「U・ボート」を題材にした作品。VRコンテンツと脱出ゲームが融合した4D体験が特長です。本作は、「BUS SIMULATOR 18」などで知られるゲームスタジオremote control productions (RCP)が、VR関連企業Aesir Interactiveと共同で開発しました。
プレイヤー(最大4人で体験可能)は、第2次世界大戦中の1942年、UボートⅦ型「U-612」の乗員として連合国の輸送船団の攻撃任務にあたりますが、イギリスの駆逐艦と遭遇します。プレイヤーたちは、駆逐艦からの激しい攻撃を切り抜け生き延びなければなりません。
「Das Boot – VR Escape」では、参加プレイヤーは指揮官やウォッチ・オフィサー、チーフエンジニアなど異なる役職をそれぞれ担当します。役職によってプレイ中の業務(作業)は異なり、時には他のプレイヤーとの共同作業も必要です。
作品内で要求される各操作は、VIVEコントローラーを使用して行います。米メディアVRScoutによれば、没入感を増すための仕組みとして触覚ベストも採用されており、爆発の衝撃などをプレイヤーに伝えるとのこと。
導入日は明かされず
「Das Boot – VR Escape」は、世界25ヵ国に存在する計256箇所のHologate社の施設に導入される予定です。2019年12月現在、導入に関する詳細なスケジュールは発表されていません。
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(参考)VRScout
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