米国最大の財団の一つKnight Foundationは、国内5つの博物館に総額75万ドル(約8,100万円)の資金を提供しました。マイクロソフトの協力も得て、展示でのXR(AR/VR/MR)活用を後押しします。
自然史博物館ら5箇所が採択
Knight Foundationは7月、Immersive Technologyを用いた展示アイディアを公募しました。500以上の応募があり、選考の結果下記5つの博物館が採択されました。
・アメリカ自然史博物館
・カラード・ガールズ・ミュージアム
・サンノゼ日系アメリカ人博物館
・ミュージアム・オブ・アート・アンド・デザイン(マイアミ・デイド大学)
・ミュージアム・オブ・ムービング・イメージ
マイクロソフト製品の利用権も
採択された博物館は資金の他、マイクロソフトによるXR技術のトレーニングを受けました。またマイクロソフトのプラットフォームやデバイスの利用権を獲得しました。その中には、3Dセンサー「Azure Kinect」や、ソーシャルVR「AltspaceVR」も含まれます。
アメリカ自然史博物館の事例を見ると、同博物館はHoloLensを観覧者に貸し出し。展示物をただ眺めるだけでなく、自分で動かしたりしながら鑑賞できる機会を提供しています。従来の説明書きに依存した情報よりも、多くを学べると期待されています。
(参考)Next Reality、Knight Foundation