コーヒーチェーン大手のスターバックスは、同社初のインスタグラム向けARフィルター「Holijoy」をリリースしました。
「Holijoy」は、ホリデーシーズンを祝福するためのARフィルター。専用のカップ(全4種類)をスキャンすると、それぞれのカップに対応したアニメーションがARで表示されます。
同フィルターを使用するには、スマートフォンのインスタグラムアプリでスターバックス公式アカウントを開き、エフェクトギャラリーを選択。そこに存在する「Holijoy」を起動します。
(筆者の端末では、この画像からもARアニメが起動しました。)
今回のスターバックスのARフィルターリリースの告知は、フェイスブックの公式ブログでも行われています。米メディアNext Realityによれば、フィルターの制作には同社のARエフェクトツール「Spark AR」が使用されているとのこと。2019年8月にインスタグラム向けのオープンベータ版がリリースされました。
以前にもARプロモーションを実施
スターバックスは以前にもARを活用したプロモーションを実施しています。2011年同社は、使用することでカップの周りにARアニメーションが表示されるアプリ「Starbucks Cup Magic」をリリース。2017年には上海にオープンした「Reserve Roastery」内で使用できるARアプリを公開し、注目を集めました。
広がる飲料業界でのAR活用
2019年11月現在、飲み物の容器を使ってARを体験できる例が増加しつつあります。
2019年内では、4月にウィスキーメーカー、ジャックダニエルが「飛び出す絵本」風のARが楽しめるスマートフォン向けアプリをリリースしたほか、飲料大手のコカ・コーラがホリデーシーズン向けにARを活用したフィルターを発表しています。

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(参考)Next Reality