MRデバイス「Magic Leap One」を手がけるMagic Leap社内で、また新たな動きが報じられています。経営陣から、二名のキーパーソンが同社を去るということです。
アドバイス役継続、円満退社か
退社を表明したのは、シニア・ヴァイスプレジデントのJohn Gaeta氏、及びCFOのScott Henry氏です。Gaeta氏は映画「マトリックス」の特撮監修を務めたことでも知られています。
「Scott Henryと私は、次第に、袂を分かつ時が来たと決心するようになりました」――Magic LeapのCEO、ロニー・アボヴィッツ氏は、このようにメディアBusiness Insiderに回答しました。そしてHenry氏の力が同社の成長に不可欠だったことを認めています。
一方Henry氏は「Magic Leapは成功に向かっており、空間コンピューティング市場を拡大するだろう」と発言。「しかし私はMagic Leapの次のライフプランを考えるようになりました。そしてRonyと私は、私が顧問(advisory role)に就く時期だという点で、意見が一致してきました。私は同社の友人であり、パートナーであり続けます」と述べ、退社が円満に行われていることをほのめかしました。
先行きに不透明感も? 今後の動向に注目
Magic Leapを巡っては、特許資産の大半をJPモルガン・チェースに譲渡したことや、nreal社に対する訴訟等、ビジネスに影響を及ぼしうるニュースが続いています。今後の展開も注視が必要となりそうです。
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(参考)Next Reality