分散コンピューティングのHadeanが3,000万ドルを調達。メタバースのインフラ構築事業強化へ

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9月23日、英国の分散型空間コンピューティングスタートアップであるHadeanが、3,000万ドル(約43億円、2022年9月26日時点)の資金調達を実施しました。これにより、同社の累計調達額は約6,600万ドルに達しました(Crunchbase調べ)。今回得られた資金は、「拡張性、相互運用性、安全性のすべてが備わったメタバース構築の技術開発」に使用される予定です。

本調達は、シリーズAラウンドで実施されました。Molten Ventures(旧Draper Esprit)が主導し、2050 Capital、Alumni Ventures、Aster Capital、Entrepreneur First、InQtel、Epic Games、Tencentが参加しています。

なおEpic Gamesは、自社の開発援助基金である「Epic MegaGrant」から資金を提供。「Epic MegaGrant」は、ゲームエンジン「Unreal Engine」を使用、もしくは関連しているプロジェクトに対する資金援助を目的としています。

分散コンピューティングで数百人規模の同時プレイを可能にする

Hadeanは、2015年創業の英国ロンドンを拠点とするスタートアップ。分散コンピューティング技術を開発しています。

(※分散コンピューティング: 複数台のコンピュータを使用して何らかの処理を分散させ、その処理結果をネットワークを介して共有する手法。狙いとしては、主に「単体のコンピュータで処理するよりも処理速度を向上させること」が挙げられる)

同社は分散コンピューティング技術を用いて、大きな計算能力を必要とするソフトウェアをサポート。インターネットを介したゲームを複数人でプレイする際に生じるラグや、プレイヤーの人数制限などの問題を回避します。この利点から、Hadeanが開発した空間シミュレーションプログラムは主要なゲームエンジンやゲームと統合されています。人気サンドボックスゲーム「Minecraft」もそのひとつです。

あらゆる分野に技術を拡大、メタバースのインフラ構築にも取り組む

Hadeanによると、「分散コンピューティング技術は、『過剰なミドルウェアやオーケストレーション、過剰なエンジニアリング』を排除し、要求に応じてリソースを自律的に増減、適正な割り当てを行い、ソフトウェアのスムーズな利用を可能にしている」とのこと。

今後、同社はゲームだけではなく、リソースを集約する企業アプリケーションからWeb3、ブロックチェーン、あらゆるユースケースに活用し展開を進める見通しです。実際に7月、英国陸軍から陸上戦のシミュレーション訓練環境構築の契約を受注しました。

今回の調達では、明確にメタバースでのインフラ構築強化を目的として掲げています。調達に際し、Hadeanの共同創業者兼CEOのCraig Beddis氏は、「今日のバーチャル空間は、小規模でサイロ化され、安全性が確保されていないなどの理由で、限られた経験しかできません。現在、私たちはこれらの技術的な課題に取り組んでいます。メタバースの真の成功は、クリエイターがオープンで強固なサービスとしてメタバース技術を活用し、独自の体験を簡単に大規模に構築可能となるかどうかにかかっている、と考えています」とコメントしました。

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(参考)HadeanTechCrunch

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