元FF14世界ランカーが語るVRMMO「Zenith」の面白さ

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2022年2月のサービス開始後間もなくサーバーダウンするほど多くのユーザーが押し寄せたVRMMO「Zenith: The Last City」。現在も多くのVRゲーマーたちが参加しており人気作品のひとつとなっています。

VRでのMMOゲームは現状タイトルが少なく、それだけに注目を集めている分野でもあります。実際のところ「Zenith: The Last City」は、MMOとして、どれだけ面白い作品となっているのでしょうか?

今回は、人気MMORPG「FF14」の元プレイヤーで、世界3位の速さでのレイド攻略を記録した経験のあるDenikさん(MyDearest株式会社所属)に「Zenith」の魅力について語っていただきました。

――これまで遊んできたMMO系のゲームの履歴を簡単で良いのでお聞かせください。

Denik:

MMO系のゲームは「FF11」「メイプルストーリー」「FF14」をプレイしていました。小学生の頃に「FF11」をやり始めたのがMMO沼にハマったきっかけでしたね。小学生ながら、当時上限レベル75まで1ジョブ上げてしまったくらいでした。

今の「FF11」はなんでもソロで出来る時代になってしまいましたが、当時はパーティを組まないとレベリングやミッション攻略することもできませんでした。そのため必然的にネット上で色んな人と知り合ったりするわけです。そういうのが楽しかったです。中学生になったのをきっかけに引退してしまいましたが、今でもフィールドや戦闘曲のBGMは作業用BGMにするほど思い出深いです。
「メイプルストーリー」は弟がやってたのがきっかけで中学2年生あたりにやってました。一緒にモンカニ(※モンスターカーニバル:相手より多くモンスターを倒す対戦ゲーム)でレベリングしてたのも覚えています。メイプルストーリーには嫌な思い出があって、詐欺行為でレアアイテムを奪われたことがあります….…。今となってはこういうのもMMOの醍醐味です。

「FF14」は大学入学後の夏にちょうど新生版(※新生エオルゼア版)がリリースされ、当時同級生と一緒にプレイしたのが始まりでした。最初はエンジョイ勢だったのですが、エンドコンテンツであるレイド(※大迷宮バハムート:メインシナリオクリア後に登場するバトルコンテンツ)をクリアしたのがきっかけで、あまり大学に行かなくなるほど廃人になってしまいました。

最難関コンテンツをクリアした途端に脳汁ドバドバドバって出てしまったんです。全ジョブ全クラフターのレベルも上限まで伸ばし、レイドを最前線で攻略するために、毎日ゲーム内で金策して、強い武器を作るためにダンジョンを沢山周回したり、アイテムを集めたりしていました。

最高ダメージが出せるようにスキル・バフ回しを考えたりしてプレイヤースキル向上のために沢山極蛮神(※極蛮神討滅戦というバトルコンテンツで登場する敵キャラ)を殴ったりしていました。当時は自分のリアルがFF14だったので当たり前だったんですね。

寝る食べるお風呂に入る以外はFF14をやっていたと思います。2年次は単位がギリギリで留年しかけていました(笑)。勿論しっかり留年せずにストレートで卒業しました。研究が忙しくなったのがきっかけで引退しましたが、最高成績としてはレイドを世界3位(※日本で1位)の速さでクリアしたことがあります。

引退して結構経っていますが、最近メインストーリーがとても面白いと評判を聞いており、メインストーリーを追うだけでも復帰をするか悩んでいます。

――率直に「Zenith」をプレイした感想をお聞かせください。

Denik:

空き時間がある時にプレイしているスタイルで、レベルはまだ15くらい(※インタビュー時のレベル)の進行度です。「FF14」 ではタンク(※盾役、囮役の意味)がメインだったこともあり、双剣のタンクのジョブをやっています。今のところ、ストーリークエストをやりつつ、パブリックイベントでレベリングしています。性分が戦闘民族なのでクッキングなどは、まだ挑戦していないです。

戦闘面は自分のリアルの手でモンスターを倒すので爽快感がスゴイです。オーバーキルも出来るのでストレス解消になったりします。

プレイヤースキルを鍛える要素もあって「AoE(範囲攻撃)」をいい感じに避けつつ攻撃したり、パリィを決めたりするのは気持ちがいいですね。

色んな所に捕まって登れるのも楽しいです。大抵のゲームだと、障害物って登れなかったり行き止まりになっていたりすることが多いのですが「Zenith」の場合は無理やり登って自分だけの最短経路を作って乗り越える場面もあります。


(「Zenith」の登るアクション。公式PVより引用)

――ゲームを遊んでいて、特に印象に残っている要素はどういったものでしたか?

Denik:

パブリックイベントでは沢山の海外プレイヤーとコミュニケーションしながらレベリングできて楽しかったです。パブリックイベント中に死んでしまった他のプレイヤーを蘇生して助けたことがあるのですが、そのことがきっかけでフレンドになったので「これぞ、MMO!」って感じでしたね。

最初に空が飛べるようになったときも、とても印象が強かったです。鳥になったように自由に舞空できて最高でした。


(「Zenith」での飛行シーン。公式PVより引用)

――これまでプレイしたMMORPGと比べて、どういった違いがあると感じましたか?

Denik:

クエストの導線やパブリックイベントについては「FF14」を参考にしている感じがありました。そういった部分は共通点だと言えます。

大きな違いとしては、クールタイムの有無です。一般的なMMORPGでは、攻撃できるまでのクールタイムが設定されているのですが、VRMMORPGは攻撃等の入力情報が実際にリアルボディから発するので、その気になれば百裂拳の如く連続で攻撃ができます。

「FF11」では二刀流スキルを取得するために結構大変な思いをしたので、二刀流は希少なスキルというイメージがあったのですが、Zenith ではすぐに利用できるスキルになっていました。

これは恐らく「VRプレイヤーが両手コントローラを持っているならば、最初から二刀流にした方がいいのでは?」という制作側の考えがありそうな気がします。VRならではの操作、インタフェースを考慮して作られているのが感じられました。

――VRでMMOをプレイしたことで気づいた点や驚いた点はありますか?

Denik:

「Zenith」は海外プレイヤーが多いので英語で会話する人が多いのですが、会話をせずともボディランゲージでお互いなんとなくコミュニケーションできるのは、VRならではだなと思いました。


公式PVより引用)

――VRでMMOをプレイしたことで気づいた点や驚いた点はありますか?

「ハイタッチ」「バンザイ」「サムズアップ」とか剣を挙げて勝鬨(かちどき)を上げるとか。

あと、一人称視点になるので視野が狭まります。後ろに接近してくる敵や地面が出ている「AoE(範囲攻撃)」に気づくのが遅れたりします。特に敵がトレイン(※モンスターが電車の車両のように並んで続々と追いかけてくること)してくると結構怖いですね。

双剣での接近が必要なジョブの場合、回りを見渡すために身体を回転させたり、縦横無尽に攻撃したりする必要があるので、リアルボディはとても疲れます。障害物を登る際も、あまりリアルで動かさないような筋肉を使うので、初プレイの翌日は両腕が筋肉痛になりました(笑)。

――現在、世界中のユーザーがプレイしていますが、皆どういった点に惹かれているとお考えでしょうか?

Denik:

ひとえに「VRでのMMORPG」という目新しさだと思います。「SAO」のような作品をみんな待ち望んでいたんです。自分も双剣を使って「スターバースト・ストリーム(※「SAOの主人公の技名)」ごっこをしましたよ。やりますよね?

――やると思います(笑)。また、ゲームに対して課題を感じた部分や改善してほしい部分はどういったところでしょうか?

Denik:

日本でプレイする人が増えると思うので「日本語対応を是非」って感じですね。

まだリリースされたばかりで仕方のない部分もありますが、UIが少しわかりにくい部分があります。アイテム売却ポイントに気づいたのはレベル10あたりになってからでした。

またコンテンツの追加としては、ライト勢とハイエンド勢のようなレベル差が大きくても一緒に楽しくプレイできるようなイベントがあるといいなと思いました。

最後にもうひとつ。敵の名前はエンカウントしてからではないと表示されないのですが、常時の表示に変更できれば、クエスト討伐対象のモンスターを確認しやすいですね。

――「Zenith」に限らず、今後どのようなVRゲームが登場してほしいとお考えですか? ご自由にアイデアをお聞かせください。

Denik:

「Zenith」をきっかけに VRMMORPG が世界中で登場してくれると、これまでのMMORPG廃人勢が目をつけて入ってきて、VRプレイヤーの人口が増えそうな予感がします。

自分は戦闘民族なので、一緒に強敵を倒して脳汁が大量に出るマルチプレイVRゲームが増えてくると嬉しいなと思っています。

――ありがとうございました。

「Zenith: The Last City」の購入はこちら。
Steam:https://store.steampowered.com/app/1403370/Zenith_The_Last_City/
Oculus:https://www.oculus.com/experiences/quest/3594982710558708/
PSVR:https://store.playstation.com/en-us/concept/10003293

(参考)公式PV

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