米国のスタートアップInterplayは、シリーズBラウンドで1,800万ドル(約19.2億円)の資金調達を行いました。Owl Ventures、The Venture Reality Fundといった複数のベンチャーキャピタルが参加しています。Interplayは資金を元に、バーチャルトレーニングの開発をさらに進め、新しい市場を開拓します。
利用者は前年の4倍超、テスラなども採用
Interplayは2016年創業。専門知識を要するワーカー向けのバーチャルトレーニング「SkillMill」を開発しています。対象分野は、空調システム、配管、電気設備など多岐にわたります。コンテンツでは、専門家のレクチャーを受けながら、小テストなどをクリア。いずれも学習者が実際に手を動かして学び、その業務に必要な知識を習得できる内容です。

学習プラットフォームはVRヘッドセットだけでなく、PCやスマートフォン、タブレット端末にも対応。管理者が学習状況を確認するシステムも備えています。
CEOのDoug Donovan氏によると、新型コロナウィルスの流行を受け、同社ソリューションの利用は拡大中とのこと。利用数は前年比で445%増。2021年2月現在、クライアントはRheem Manufacturing、テスラなど2,000社以上に上り、この2社を合せると月間で15,000人がInterplay のトレーニングプラットフォームを利用しています。
「バーチャルトレーニング」分野は急拡大中
なおバーチャルトレーニングの分野には競合も多く、2020年だけでもStrivr、Talespin、TRANSFRVRといったスタートアップが大型資金調達を行っています。
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