ウォルマート、傘下のVRスタートアップを閉鎖 業務でのVR活用は継続

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米国の小売大手ウォルマートは、傘下のインキュベーター「Store No.8」が所有していたスタートアップInsperience(旧社名:Spatialand)を閉鎖しました。約3年前に、ネットショッピング体験の向上を目的に買収したものの、その役割はいつの間にか変化していました。

当初目的はショッピングへのVR導入

2018年2月、ウォルマートはVRを通じた新しいネットショッピング体験の追求を掲げ、Spatialandを買収しました。Spatialandはエンタープライズ向けのVRアプリを開発しており、小規模ながら個々の従業員の実力の高さが評価されました。

しかし翌年ウォルマートが打ち出したのは、ネットショッピングでなく、映画制作スタジオDreamWorks AnimationとSpatialandとの提携でした。提携により、ウォルマートの一部店舗でDreamWorks Animationの新VRコンテンツ「How to Train Your Dragon: The Hidden World Virtual Tour」を上映。消費者にVRアトラクションを提供するという取組です。

業務への活用は継続

同社広報は、「3年間近く、試行錯誤しながらも成功を遂げてきました。そして今は、Insperienceへの投資を継続する適切なタイミングではないとの結論に至りました(中略)我々は顧客を最優先としながら、mixed realityやその他の領域で、可能性の追及を続けていきます」と説明しています。トレーニングや作業効率化といった用途での、AR/VR活用は継続する模様です。

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今回の閉鎖の理由は詳しく語っていませんが、新型コロナウィルスの影響があると見て間違いないでしょう。ロックダウンや複数人でのVRヘッドセットの共有が忌避されることから、世界各地でVR体験施設への客足は激減。「The VOID」が債務不履行に陥っていることや、Sandbox VRの米国子会社が事業再生手続きを行うなど、苦しい展開が続いています。

(参考)Protocol

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