アップルのAR/VRデバイスは“外付けプロセッサ”を使う計画だった?

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ARグラスやVR/ARヘッドセットの開発が噂されるアップル。同社が目指すVR/ARヘッドセットの“姿”には、社内対立などの紆余曲折があった旨を、メディアBloombergが報じています。

Bloombergによれば、「アップルはこれまでにない高い処理能力や解像度を実現するため、デバイスとは別に、PCのようなプロセッサ部分を販売する計画だった」ということです。

超高処理能力を目指す

報道によれば、デバイスの開発はMike Rockwell氏率いる技術開発グループにより行われてきました。同氏は2015年にアップルに入社し、1,000人規模のエンジニアチームを編成。ARグラス(コードネームN421)及びVR/ARヘッドセット(コードネームN301)の開発を進めました。

当初のN301の設計で目指したのは「これまでのウェラブルデバイスにはない、超高画質、高処理能力」のヘッドセットです。しかし要求スペックが非常に高いため、ヘッドセット単体のデザインや軽量さを維持することは困難でした。

そこで開発チームは、小型のMacのようなハブ装置を併売することを提案。ヘッドセットとワイヤレスに接続し、プロセッサの機能を持たせるとしました。処理能力の低い、ヘッドセット単体モードでも使用可能です――そして、これは外部プロセッサを使うMRデバイス「Magic Leap 1」や「NrealLight」とよく似た発想です。

最終判断はティム・クックCEO

これに難色を示したのが、当時のアップル最高デザイン責任者(CDO)、Jony Ive(ジョナサン・アイブ)氏です。アイブ氏は、デバイスのみで動作するよう、ヘッドセット開発の見直しを指示しました。しかしRockwell氏も譲らず、対立は数ヶ月続いたといいます。

最終的にはCEOのティム・クック氏がアイブ氏の意見を採用。2020年現在開発が進むのは、付属するハブ装置の不要なものとなりました。プロセッサを外に出したバージョンからは処理能力も落ちますが、それでも高い解像度や、優れた音響技術を採用するということです。

なお、Bloombergはこれらの情報を匿名の元・現従業員らから得たとしています。アップルの経営陣や2019年に同社を去ったアイブ氏はコメントを控えており、またRockwell氏への取材は実現していません。

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(参考)Bloomberg

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