【Oculus Quest】アリスのいない不思議の国でVRパズルに挑戦

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昔々、あるところにアリス…という名前ではない普通の少女がいました。彼女は喋る白ウサギ…ではなく、行方不明のペット“Patches”を探しているうちに、不思議の国へと迷い込んでしまいます。そしてこの世界では、想像を超える冒険が待ち受けていたのでした。

ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を題材にした、VRパズルアドベンチャー「Down the Rabbit Hole」は、おじいさんが孫娘に語りかける童話、というちょっと“ヒネった”導入から始まります。

「Down the Rabbit Hole」は2020年3月に発売された(PlayStation VR版は5月)タイトル。対応VRヘッドセットはOculus Quest(オキュラス クエスト)Oculus Rift、HTC VIVE、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)PlayStation VRなど。SteamとOculus Store(Rift / Quest)、Viveportで販売されています。

童話を大胆アレンジ

先述の通り「不思議の国のアリス」を元ネタにした作品です。世界観は原作準拠ですが、ストーリーのにはアレンジが加えられています。原作を知っている人でも、新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。

(会話など一部シーンでは、視点が一人称にチェンジ)

不思議の国に迷い込んだ直後、少女は白ウサギの家に到着するも、”不可抗力”によって、ハートの女王のパーティにゲストを呼ぶための招待状をバラバラにしてしまいます。ウサギは「このままだと女王が激怒する!」とパニック状態。そんなワケで少女はペットのPatchesを探しながら、招待状も集めることに…。

白ウサギのほかにも、青イモムシやチェシャ猫といったお馴染みのキャラクターたちも登場。どこかピントのズレた珍妙なセリフ回しで、プレイヤーを楽しませてくれます。

(トランプトリオ。いわゆる“3バカ”的なキャラクター)

原作キャラかと言われると微妙ですが、個人的には、ひたすら「Yeah!」を連呼するトランプの兵士がお気に入りです。その何とも言えないヒゲ面も相まって、妙に印象に残りました。

(明らかに何かをキメている青イモムシ。言動も割と“フワフワ”気味)

VR酔いしにくい視点システム

(画面左下の根っこを掴むと、視点の位置を変えられます)

アクション系のVRゲームとは違って激しい操作は必要ありません。ステージはプレイヤーの周辺に“小窓”のように表示されています。左スティックで少女を動かしつつ、窓の周辺に設置された根っこを掴むことで、視点の位置や距離を調節します。

この一風変わった視点が、かなり快適に感じました。ユニークさはもちろん、VR酔いがほとんど起こらないからです。終盤まで一気にプレイしたのですが、めまいやフラつきなどは一切起こらず遊べました。

程よい“挑戦感”のあるパズルたち

ゲームの“核”となるパズルも紹介しましょう。ストーリーを進めるためのギミックと、収集要素(招待状)の謎解きが存在し、後者の方が基本的に高難易度です。

全体的にパズルの難易度は適切なレベルです。“脳死”でクリアできるほど甘くはないですが、数十分以上悩むほど難しいものはナシ。解いた際に確かな満足感を味わえます。

(ステージの景観は多種多様。グラフィックも十分な美しさ)

ギミック自体のバリエーションも豊富で、ストーリーの途中、少女の相棒になるトランプの兵士“4と2分の1(フォーハーフ)”の登場後は、キャラクターを入れ替えながら進む場面なども出てくるように。

お気に入りは水面を境に一種の鏡面世界が発生している湖。2人が協力して謎解きに挑むパズルです。映像的にも美しく、「Down the Rabbit Hole」で一番印象に残った一幕でした。

(鏡移しになった湖。進むには頭脳と2人と協力が必要)

英語は必要…それでもプレイしてほしい作品

「Down the Rabbit Hole」は、童話をテーマにしたストーリーと適度な難易度のパズル、そして個性豊かなキャラクターたちがひとつに合体した良作です。

物語には、いくつかの選択肢が存在しており、選んだ“カード”によって、ペットのPatchesの種族(ネコ、トカゲ、亀)や、少女の外套の色が変わります。主人公が“少女”と呼ばれていたのもこれが理由。中盤に差し掛かると、彼女の名前を3つのうちから選べます。ただしアリスという名前は選べません。

(君の名は…)

残念ながら、記事執筆時点(2020年5月27日)では日本語対応は行われておらず、プレイするためにはある程度の英語力が必要です。字幕は存在しますが、ログ機能は無いので、リスニング能力が無い人は、一部の謎解きなどで苦労するかもしれません。

収集要素の探索を除く、プレイ時間は約2時間程度。日本人がプレイするにはややハードルが高めですが、筆者的には、一度は触れてみてほしい作品です。

最後に、レビューであまりギミックのネタバレを書きたくないのですが、序盤のあるところで詰まった場合「時計の針を11:30に動かす」ことで、先に進めることだけはお伝えしておきます。

ソフトウェア概要

タイトル

Down the Rabbit Hole

発売・開発元

Cortopia Studios

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Reality、Oculus Quest、PlayStation VR

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,050円(Steam)、1,990円(Oculus Store:Rift / Quest)、2,171円(Vive Port

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