「提訴は参入阻止が目的」Magic Leapの訴訟、Nrealが反論申立へ

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2019年6月、MRヘッドセット「Magic Leap One」を手がけるMagic Leap(マジックリープ)社は、メガネ型MRデバイスを開発するNreal社を告訴しました。

およそ半年後の2019年12月18日、この件に関するNreal側からの申立およびコメントが発表されました。Magic Leapの主張に真っ向から反論しており、同社が「製品開発よりも競合の提訴に終始している」という内容です。

発端は2019年6月の申立

Magic Leapは2019年6月、「元Magic Leapの従業員が、デバイス開発に関する機密情報を漏洩し、自身の設立した中国企業で盗用した」という内容でNreal社とそのCEO、Chi Xu氏に対して申立を行いました。

いまだCEOと接触できず Magic LeapとNreal、訴訟の行く末は

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その後Nrealは12月、カリフォルニア州の連邦地方裁判所に申立書を提出。「Magic Leapの主張は誤りで、却下されるべきである」と正式に反論しました。

Xu氏によると、同氏はMagic Leap従業員時代に業務表彰を受賞するなど社に貢献し、退社後は別の企業での勤務を経て、Nrealを創業したということです。これは、Xu氏が退社後直ちにAR企業を設立し、技術を盗用したというMagic Leapの申立に反論するものとなります。

具体的には約1年間Magic Leapで勤務し、3-4週間の通知期間を以て2016年8月5日に退社。その後はソフト企業xPerceptionにて、ARグラスやロボティクスに関わるソフトウェア開発に従事しました。ここでの勤務は約2ヶ月間ということです。

そして「私はARと、ヘルスケアから教育、コミュニケーション、小売に至るまで幅広いポテンシャルを持つそのアプリケーションに興味を持ちました。最終的には、ARグラスを開発する自分自身の企業を設立する、と決意しました」と説明しています。2017年1月、Xu氏は元クラスメイトらとNrealを創業し、「より低価格で提供できる製品の開発」をスタートしました。

またXu氏は申立の中で、同社のNreal LightとMagic Leapの製品には次のような違いがあると述べています。

Magic LeapのMagic Leap Oneと異なり、Nreal Lightは(インテルのVPUである)Myriad 2を使用していません。
2015、16年に私がMagic Leapで携わっていたMyriad 2のコードは用いておらず、Nreal Lightとは互換性がありません。

Nrealの参入阻止が背景?

メディアNext Realityの問い合わせに対し、Nrealは「Magic Leapによる訴訟内容は、製品開発よりも、AR市場への競合参入を阻むことに終始している」と指摘しました。2016年にも元従業員を機密漏洩で告訴しましたが、Magic Leapの訴えは退けられているということです。

本件に関するNext Realityの取材に対し、Nrealは下記のようにコメントしています。

2019年現在、Magic Leapはまた同じことを繰り返しています。今回はNreal社と共同創業者のChi Xuに対する、漠然として根拠のない申立を行っています。

その理由はおそらく、Nrealが新しいエキサイティングなARグラス技術を開発しており、それがMagic Leapのヘッドセットよりも軽量かつ安価だからでしょう。

一方のMagic Leapは、本件についてコメントを控えています。法廷での審理は2020年1月15日が予定されており、両社の主張が注目されそうです。

(参考)Next Reality

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