カリフォルニアのスタートアップ8th Wall社は、WebAR形式で利用できる、リアルタイムARフェイスエフェクトをリリースしました。エフェクトは、同社のプラットフォーム「8th wall」で提供されます。アプリのダウンロードなどは必要ありません。

今回リリースされたARフェイスエフェクトは、スマートフォンやタブレット、PCなどで利用できます。公開された映像からはスマートフォンを使用する男性の顔に、様々なARエフェクトが表示される様子が確認できます。米メディアVRScoutによれば、メールやテキストメッセージを活用する形で、ソーシャルメディア上でのシェア機能も実装されているとのこと。
「8th wall」のARエフェクトは、各分野のデベロッパーや企業が、自社のウェブサイトに(アプリなどを経由しない)ARフィルターを設置する機会を提供します。公式発表では、その他のユースケースとして、スポーツの試合中にファン向けのフェイスペイントを提供することを例示しています。
関係者のコメント
Trigger(MR関連企業)のCEO、 Jason Yim氏は、今回のARフェイスエフェクトのリリースについて以下のようにコメントしています。
8th wallの新たな(AR)フェイスエフェクトは、アプリのダウンロードを必要とせずに、ブランドのエンゲージ率(を高め)、楽しませ、販売を促進するための新たな方法です。我々は、ユーザー体験をコマースシステムにダイレクトに結び付け、エンゲージ率を売買に変換していくことを楽しみにしています。
ARエフェクトは、8th Wall社の公式サイトで体験することができますが、正式利用には「8th wall」プラットフォームへの登録が要求されます。同プラットフォームは、最初の2週間は無料で利用可能。その後は、月額99ドル(約1万円)の課金が必要です。
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(参考)VRScout
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