広視野角のARデバイス登場、フェイスブックが独自OS開発か ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.視野角100度のARヘッドセット「REALMAX 100」CES 2020に登場(12.24)
2. Androidからの脱却? フェイスブック、ARグラスに向け独自OS開発か(12.23)
3.フェイスブックがクラウドゲーミング企業を買収(12.19)
4.写真1枚からわずか20秒、3Dアバター制作企業が490万ドル調達(12.19)
5.消費者の約半数は、ARやVRを利用したいと思っている――小売関連の調査結果(12.19)
6.【XR Kaigi】XR空間における「共感覚的な質感」はどう作られるべきか――水口哲也らが語る(12.20)

視野角100度のARヘッドセット「REALMAX 100」CES 2020に登場(12.24)

米ワシントン拠点のスタートアップRealmaxは、100.8度の視野角、着脱できるバイザーでAR/VRが切り替えられる新型ARヘッドセット「REALMAX 100」を公開しました。2020年1月7日より、ラスベガスで開催予定のCES 2020に展示する予定です。

【Topics】
・フル充電で5時間稼働、待機時間100時間。眼鏡をかけたまま使用可能
・マイクロソフトHoloLens 2は対角52度、Magic LeapのMagic Leap 1は推定で対角50度
・クラウドファンディングの詳細、「REALMAX 100」の仕様はこちら

視野角100度のARヘッドセット「REALMAX 100」CES 2020に登場

視野角100度のARヘッドセット「REALMAX 100」CES 2020に登場

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続々と登場するARデバイス関連のニュースは、下記でも紹介しています。

ARグラスに関連? アップルが音声に関する新特許

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まずは"他人に見られないスマホ"? レノボがARデバイスの試作品発表

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Androidからの脱却? フェイスブック、ARグラスに向け独自OS開発か(12.23)

The Informationは、フェイスブックが独自のOSを開発しており、他社OSに依存しないARグラス等の製作を進めていると報じました。フェイスブックは次世代市場での地位確立に意欲をみせており、OSに関する取材に対し「市場や競合を信用できるとは思わない」と述べています。Oculus製品への影響も含め、今後のフェイスブックの動向に注目が集まります。

【Topics】
・グーグルのAndroid、アップルのiOSなど、他社OSからの脱却を模索
・フェイスブックはARデバイスの開発中と正式に認定
・Oculus GoやOculus QuestのベースOSはAndroid

Androidからの脱却? フェイスブック、ARグラスに向け独自OS開発か

Androidからの脱却? フェイスブック、ARグラスに向け独自OS開発か

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フェイスブックのARグラス開発に関する記事はこちらにまとめてあります。

フェイスブック、ARグラス開発着々 現実空間の3Dマップ化を新発表

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フェイスブックのARグラス サムスンが専用チップ製造か?

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フェイスブックがクラウドゲーミング企業を買収(12.19)

フェイスブックは、2013年創業スペイン・マドリードを拠点とするクラウドゲーミングサービスを展開するPlayGigaを7,000万ユーロ(約85億円)で買収しました。フェイスブックは2019年にゲーム大手Ubisoftと新作VRゲーム開発に関する契約を締結、その後大ヒットVRゲーム「Beat Saber」開発スタジオの買収も発表しています。

【Topics】
・PlayGigaは「新たなミッションとともにクラウドゲーミング事業を継続」と発表

フェイスブックがクラウドゲーミング企業を買収

フェイスブックがクラウドゲーミング企業を買収

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フェイスブックのゲーム関連の提携、および買収の記事はこちらです。

フェイスブックとUbisoft、VRゲーム開発のための契約を締結か?

フェイスブックとUbisoft、VRゲーム開発のための契約を締結か?

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フェイスブック、大ヒットVRゲーム「Beat Saber」開発スタジオを買収

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写真1枚からわずか20秒、3Dアバター制作企業が490万ドル調達(12.19)

2016年ポルトガル創業、1枚の写真から本人の3Dアバターを生成するプラットフォームを開発するDidimoは、ベンチャーキャピタル等から490万ドル(約5.3億円)の資金調達を行いました。

同社の累計調達額は800万ドル(約8.7億円)にのぼり、今回の資金用途として「製品開発の技術チームを増員し、新たな戦略的パートナーを通じて(サービスの)商用化と拡大を継続する」としています。

【Topics】
・製品のパイロットプログラムでは、ソニー、Amazon等と協業
・所要時間20秒で、スキャンであらゆる角度から見られる3Dキャラに変換

写真1枚からわずか20秒、3Dアバター制作企業が490万ドル調達

写真1枚からわずか20秒、3Dアバター制作企業が490万ドル調達

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デジタルヒューマンおよび3Dアバターについては下記でも紹介しています。

人の表情をほぼ再現 フェイスブックがVR用の新アバター技術をお披露目

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TEDの講演で"アバター"が同時登壇 デジタルヒューマンの最前線を語る

TEDの講演で"アバター"が同時登壇 デジタルヒューマンの最前線を語る

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消費者の約半数は、ARやVRを利用したいと思っている――小売関連の調査結果(12.19)

市場調査会社ニールセン(Nielsen)は、小売分野での先端技術導入に関する意識調査を実施。消費者の半数に当たる51%が「AR/VRを製品検討の際に使用したい」と回答し、43%は、店内でのAR/VRを用いたナビゲーション、ポップアップ等のガイドや製品提案を使いたいと答えています。同社は消費者の体験を豊かにする技術の中で、AR/VRは最も強いポテンシャルを有するとしています。

【Topics】
・AR/VR、自動運転車やAIの新技術が今後2年で実現した際に使用したいか否かを問う
・自動運転車やドローンでの配送、パーソナルAIの製品提案に関し消費者の意向を調査
・売り手側は安全なデータ活用、個別のソリューション提供できるかが成否に

消費者の約半数は、ARやVRを利用したいと思っている――小売関連の調査結果

消費者の約半数は、ARやVRを利用したいと思っている――小売関連の調査結果

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小売のAR/VR活用に関しては、下記レポートでも取り上げています。

VR×小売領域は2022年までに2000億円規模へ成長か、調査レポート発表

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「AR/VRは小売業に変革をもたらす」2020年には100万人がARショッピングと予測

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6.【XR Kaigi】XR空間における「共感覚的な質感」はどう作られるべきか――水口哲也らが語る(12.20)

2019年12月4日XR Kaigi 2019にて「XR空間における『共感覚的な質感』はどう作られるべきか」をテーマにEnhanceのCEO水口哲也氏と、制作に携わる石原孝士氏、武藤昇氏が登壇。共感覚的なものづくりの具体的な制作方法や、XRの出現により進化する体験について語ったセッションレポートです。

【XR Kaigi】XR空間における「共感覚的な質感」はどう作られるべきか――水口哲也らが語る

【XR Kaigi】XR空間における「共感覚的な質感」はどう作られるべきか――水口哲也らが語る

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