2020年に国際宇宙ステーション(ISS)にスタジオが開設され、世界初のライブ双方向番組が配信が始まると発表されました。さらに2021年頃には、AR / VRを活用した映像配信も予定されています。
今回発表されたのは、株式会社バスキュール、スカパーJSAT株式会社、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「宇宙メディア事業」の取り組みです。JAXAの共創型研究開発プログラム「宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」として行われ、世界初の宇宙からの高画質なライブ配信を実施するとのこと。
2020年以降のフェーズ1では、ISSの日本実験棟「きぼう」船内に番組スタジオ「The Space Frontier Studio KIBO(きぼう宇宙放送局)」を開設。地球を観察できる丸窓をメインビューにして、タブレット端末2台を設置します。
これにより、無重力空間の中で、宇宙飛行士自らが放送できるようになります。長期滞在する宇宙飛行士と双方向なコミュニケーションができるライブ配信を予定しているそうです。
さらに2021年頃を想定しているフェーズ2では、XR(AR / VR)を活用し、“これまでにない”映像配信を目指すとしています。
(参考)スカパーJSAT株式会社 プレスリリース、公式サイト