米国カーネギーメロン大学のFuture Interfaces Groupは、空間上に情報を固定して様々なデータを表示するスマートフォン向けAR機能「LightAnchors」を発表しました。
「LightAnchors」は、様々な機器のマイクロプロセッサが発する光(留守番電話通知のランプなど)を認識して動作します。光の認識は、輝いているピクセルとその周囲の暗いピクセルを判別する形で行います。光を認識すると動画フレームの分析を行い、“ARラベル”の設置位置を決定します。
公開された映像からは、「LightAnchors」を起動したスマートフォンを向けることで、建物の名前や営業時間が表示されたり、火災報知機のバッテリー残量を確認する様子などが確認できます。スマートホームなどに向けた機能と言えそうです。

LightAnchors: Appropriating Point Lights for Spatially-Anchored Augmented Reality Interfaces
Augmented reality requires precise and instant overlay of digital information onto everyday objects. We present our work on LightAnchors, a new method for di...
関係者のコメント
「LightAnchors」について、「Future Interfaces Group」のヘッドを務めるChris Harrison氏は、以下のようにコメントしています。
「LightAnchors」は、AR分野におけるバーコードやQRコードの同等品です。バーコードだけでは価格の表示といったことはできませんが、「LightAnchors」の場合は、デバイスに「誰」や「何」といった情報を表示させるだけでなく、生の情報をシェアさせることや、インターフェース(化)することも可能とします。
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(参考)Digital Trends