VRFPSゲーム「SUPERHOT VR」の開発元は、同ゲームの通算売上が200万ドル(約2.2億円)を突破したことを明らかにしました。2016年の発売から3年、2019年クリスマス前後での快挙達成です。
今なお高評価のVRFPS
「SUPERHOT VR」は2016年にOculus Store、2017年にSteam版でリリースされたVRFPSゲームです。2019年5月には、Oculus Quest版が同ヘッドセットの発売と同時(ローンチタイトル)に発売されました。
PC向けゲーム「SUPERHOT」をVR向けにリメイクしたもので、「自分が動く時だけ、時間が進む」というシステムのもと、スタイリッシュなアクションを楽しめるタイトルです。2019年のSteam年間VRゲーム売上で上位12作品にランクインするなど、根強い人気を誇っています。
なお今回の200万ドルという数字は、VR版のみが対象でPC向けは含まれていません。
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「SUPERHOT VR」が80万本突破、VR版の売上が原作を超える
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成功の背景は?
SUPERHOT VR has grossed over 2 million dollars on all platforms in the past 7 days alone. Thank you players!! �� pic.twitter.com/jkTINcGH4f
— Callum Underwood (@DevRelCallum) 2019年12月29日
メディアUploadVRは、SuperhotのプロジェクトダイレクターCallum Underwood氏に取材を実施。売上200万ドルを報告した同氏のツイートについて、詳細を問い合わせました。
Underwood氏の回答は下記のとおりです。
「我々が売上数値を公表したのは、自慢のためではありません。いかに成功したゲームをVRにもたらせたのか、という理解を助けるためです。我々は、『VRは終わった』とか、『VRの年だって?(とんでもない)』」といった会話には関わらないようにしています。なぜなら、私達はただゲームづくりを楽しんでいるから、そしてゲームが利益を生むよう、努力しているからです。(中略)私はまた、我々のチームの業務をスムーズにしてくれるのは、デザイナーや開発者です。SUPERHOT VRの成功は、彼らのおかげです」
またUnderwood氏によれば、スタジオではゲーム売上分析ツールのIndieBIを活用。どのプラットフォーム向けに値下げを行うか、意思決定に役立てているということです。
(参考)UploadVR