フェイスブックは、クラウドゲーミングを手掛けるPlayGigaを買収しました。世界に7億人規模というゲーム人口に向け、注力を強めていきます。
買収額は約85億円?
PlayGigaは2013年創業。スペインのマドリードを拠点とし、ヨーロッパでクラウドゲーミングサービスを行ってきました。買収額はおよそ7,000万ユーロ(約85億円)と報じられていますが、フェイスブックはコメントを控えています。
買収についてPlayGigaは、「我々は、新たなミッションとともにクラウドゲーミング事業を継続します」と公式ウェブサイトで報告しました。
ゲームユーザーは7億人以上
近年のフェイスブックは、ゲーム分野への注力が見て取られます。2019年7月には大手ゲーム企業Ubisoftとの新作VRゲーム開発に関する契約締結が報じられ、同11月には大ヒットVRゲーム「Beat Saber」開発スタジオ買収を発表しました。
フェイスブックとUbisoft、VRゲーム開発のための契約を締結か?
MoguraVR
フェイスブック、大ヒットVRゲーム「Beat Saber」開発スタジオを買収
MoguraVR
フェイスブックによれば、毎月何らかの形でゲームコンテンツを楽しむユーザーは、世界に7億人以上いるとのこと。この市場を攻略するのが、今後の目標と見られます。
「フェイスブックのような大企業にとって、ゲームはニッチだ、と考えるのは自然かもしれません」同社のゲーム製品部門トップ、Vivek Sharma氏は2019年11月に取材で語りました。「しかし毎月ゲーム体験をするこの7億人という数字は、フェイスブックにとっても膨大な人数です。そして我々は、この数字が急増していくと知っています」
(参考)CNBC