6月1日(月)、任天堂株式会社が「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を更新しました。このガイドラインにおいて、バーチャルライバーグループ「にじさんじ」を運営するいちから株式会社と、任天堂ゲーム著作物を利用したコンテンツ投稿を許諾する旨を表明しています。
これまでは個人を対象に、任天堂が著作権を持つゲームの動画や静止画をゲーム実況や共有サイトに投稿することによる収益化を許可していました。法人等の団体は対象外だった中、今回「いちから株式会社」が包括許諾を受けることで合意しています。今後は、「にじさんじ」所属ライバーによる任天堂テレビゲーム作品のゲーム実況配信が、正式に収益化可能となりました。
いちから株式会社は任天堂との包括的許諾契約の締結について、以下のようなコメントを発表しています。
当社にとってゲーム配信は、「にじさんじ」等に所属するクリエイターがファンの方々に楽しみを提供するうえでの重要な位置付けを占めるものです。またゲーム企業にとっても、ゲーム配信は視聴者にゲームコンテンツの魅力をよりリアルな形で伝えることができる手段だと考えております。
当社は、今回の任天堂との間での包括的許諾契約の締結を通じて、「にじさんじ」ファンの方々等にさらなる楽しみを提供するとともに、ゲームに関する著作権を保護しながら、ゲーム配信文化をさらに加速していきたいと考えております。
【いちから プレスリリース】
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちから株式会社は、任天堂株式会社の著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結いたしました。
詳細はこちらをご覧ください▽https://t.co/D7zetAXEka
— いちから株式会社
(@Ichikara_Inc) June 1, 2020
(参考)プレスリリース、ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン